小さな自転車の軌跡

ミニベロでグルメライド 〜カメラを添えて

ノートパソコン mouse K7 レビュー

先日購入した新しいノートパソコンについての紹介と、実際に使ってみた感想を書きたいと思います。

mogumoguri.hatenablog.com

 

 

 

購入動機

買い換えた理由は、今まで使っていたパソコンの動作が遅くて、写真の現像処理に時間を要したからです。

新しいパソコンを選ぶにあたり、最初はデスクトップパソコンで探していましたが、設置スペースの確保ができませんでした。また、机に向かってじっくり作業する以外にも、炬燵に入ってテレビを見ながら作業したり、家族と団欒しながら一緒に画面を見ることもありましたので、家の中で持ち運びできるノートパソコンにしました。4K動画の編集や高負荷のゲームをする使い方ではなく、インターネットや簡単な写真編集などのライトな使い方をするのにはノートパソコンのスペックでも十分かと思いましたので。

軽さと大きさについては、外に持ち運ぶことは想定していない為、気にしませんでした。逆に、画面はできるだけ大きいものにしたいと思いました。(別途、外部モニターの購入も考えましたが、意外と高かったので・・・)

そして、15型のノートパソコンが多い中、一回り大きい17型のマウスコンピューターのmause K7を知りました。デザインが自分好みで、必要な機能やスペックも備わっていました。予算は15万くらいで考えていて18万円と少々予算オーバーでしたが、国産メーカーで品質や対応が良いと思ったことと、レビュー記事をいくつか拝見して評判が良かったこともあり、購入を決めました。

 

外観

 

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本体の色はマットブラック調です。厚みは3cmくらいあります。鞄に入れて持ち運ぶのは難しそうです。画面の縁は狭くて、画面が大きく見えます。

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側面右側にはSDカードスロット、USB-A、USB-C端子と通気口があります。

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側面左側はマイク、スピーカージャックと、USB-A端子が2つ。こちらも、奥に排熱用の通気口が開いています。

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指紋認証でログインができます。キーボードはテンキー付きです。テンキーは3列配列なので、慣れが必要かもしれません。キーボードのバックライトが綺麗でした。

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電源、LAN、HDMI、Display-portの差し込み口は背面に纏めてあるので、両脇にコード類が見えなくてすっきりします。

通気口は底面と背面、両側の計4か所にあります。底面は5mm程浮いているので、放熱性が良さそうです。

 

構成比較

  今までのパソコン 新しいパソコン
メーカー NEC マウスコンピューター
モデル VALUESTAR mouse K7
購入年 2010年 2021年
形状 デスクトップ(オールインワン) ノートパソコン
CPU

intel core i5 430M

2コア4スレッド 2.26GHz

(第1世代)

intel core i7-10750H

6コア12スレッド 2.6GHz

(第10世代)

メモリ 4GB(2GB×2) 16GB(8GB×2)
HDD 1TB 1TB
SSD 512GB(NVMe M.2)
GPU NVIDIA GeForce GTX1650(4GB)
ディスプレイ 21.3型

17.3型フルHD ノングレア 

IPSモニター

 

今までのと比べてみると、全体的に大幅アップグレードしました。因みに、OSはSSDにインストールしています。モニターサイズは小さくなりましたが、一目見て分かるほど画質が良くなっています。

 

使ってみた感想

写真の現像を快適にするために購入したので、その辺りを中心に今までとどれくらい変わったか調べてみました。

パソコンの起動

購入して最初に驚きました。電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで、従来機が1分以上要したのに対し、mouse K7は10秒程で表示されました。OSのインストール先がSSDになるとこれ程変わるのかと感動しました。 

データの移動、読み取り

どちらも体感できるほど早くなりました。SDカードから撮影データを移動するのも半分くらいの時間になりました。現像ソフトはオリンパスのWorkspaceを使用していますが、画面のサムネイル表示や、写真の切り替え、拡大縮小表示が今までワンテンポ遅れていましたが、一瞬で表示されるようになりました。

写真の編集作業

主に露出補正、ホワイトバランス、仕上がり、階調、かすみ除去の編集をすることが多いのですが、どの操作も一瞬で処理されるようになりました。今まではメモリ不足で処理出来ないことが多かったので、素直に嬉しいです。メモリが増量したことに加え、GPUが搭載されたことも処理速度の向上に寄与しているようです。

画面の見え方

 ノングレア(非光沢)で自分の顔が反射しないので見やすいです。また、IPSモニターなので画面の斜め横からでも鮮明に見ることができて、家族と一緒に画面を見るときに便利です。解像度も良くなったので、画面を広く使えて作業しやすいです。ノートパソコンだと小さい画面で作業効率が下がるかと懸念していましたが、杞憂でした。RGB比も95%程度あるようなので、自分のようなカメラ初心者には十分すぎるくらいで、印刷しても色が違って見えるという感じはしないです。

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17型は想像していたより大画面で、外部モニターは不要でした。

RAW現像処理

CPU性能に依存するRAWデータの一括現像処理をして、終わるまでの時間を計ってみました。

 

【条件】

編集 : かすみ除去 50% 

枚数 : 10枚 

容量 : 合計140MB 

設定 : JPG最高画質

 

【結果】

  今までのパソコン 新しいパソコン
処理時間 7分15秒 15秒
CPU使用率 100% 30%
RAM使用率 100% 12%

 

一瞬で終わりました。約1/30の大幅短縮です。今まで処理中は一切パソコン操作ができなくなるので一度に10枚までにしていました。これからは一度に100枚現像もできそうです。

データ保管

サイズの大きいRAWファイルを1TBのHDDに保存することで、SSDの容量に余裕ができます。OSやアプリのインストール、作業中のファイル、よく使うファイルは高速のSSDに保管し、容量の大きなファイルや使用頻度の少ないファイル、保管しておくだけのファイルは大容量のHDDに保管することで、2種類のストレージのメリットデメリットを活かして効率良くデータを管理できるようになりました。

作業環境

デスクに座りながら、リビングでテレビを見ながら、炬燵に入りながら、と場所を変えて使えて便利になりました。

静音性ですが、本体の底の通気口が大きく空いているおかげで通気性が良いようです。本体温度は常に40℃前後でほとんどファンは回転せず、回転しても耳を澄まして「サー」と聞こえるくらいです。メインストレージがSSDなので、HDD特有の金属音もしません。 

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インターネット閲覧時。温度は30℃後半~40℃。ファンは回転せず。

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RAW現像時。温度上昇が少ないのでファンの回転速度もゆっくりで静音でした。

それと、SDカードを直接差し込めるのが便利です。今までスロットがなかったのでカメラをUSBケーブルで直接繋いでデータを移していましたが、USBケーブルの用意とカメラの置き場所確保が不要になりました。

まとめ

 一言で言うと、大げさですが世界が変わりました。自転車に例えるなら、初めてスポーツバイクに乗った時の感動に近いです。快適になったことも嬉しいですが、自分の気に入ったものを使って趣味に没頭できて、より楽しめるようになりました。その辺はサイクリングと自転車の関係にも通じるものがあると思いました。

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。