写真データの一部消失
先日、写真データの一部を消失してしまいました。
自分の不手際が原因です。
消失したのは現像前の生データで、現像後のデータは無事だったことが不幸中の幸いです。
今もショックが大きいですが、失ったものは戻ってこないので、再発しないよう対策を考えてみました。
少々長くて堅苦しい文章でありますが、ご了承ください。
事故報告
概要
バックアップ操作を誤り、写真の生データ(RAWファイル)を一部消失してしまいました。
被害状況
2021年11月21日から2022年1月15日までのRAWファイル全てです。
100枚分くらいあったと思います。
原因
RAWファイルをカメラのSDカードからPCの内蔵SSDの中へ転送し、処理速度の速い内蔵SSD内で現像しています。
現像終了後はSSDよりも容量の大きいバックアップ”元”(内蔵HDD)へ手作業でRAWファイルを移動しているのですが、誤ってバックアップ”先”(外付けHDD)に移動してしまったことが原因です。
今回のように、増えたデータをバックアップ先にコピーするだけでなく、減ったデータをバックアップ先から削除して、バックアップ元と同じ状態に上書きしていくことをミラーリングと言います。
ミラーリングには、不要になったデータがバックアップ先に残り続けない利点がありますが、上書きする仕様上、過去のある時点の状態に戻せない欠点もあります。
原因究明
対策を考えるにあたり、なぜ操作を誤ったか、なぜなぜ分析で掘り下げてみます。
3つほど原因と思われる事が思い浮かびました。
他に、バックアップの仕組みそのものを変えることも考えましたが、構築に時間がかかりそうでしたので、今回は除外しました。
対策
それぞれの原因について、対策を考えます。
①外付けHDDを常時接続していたから
そもそも移動先が2箇所存在するから間違えたのであって、移動先を1箇所だけ表示するようにすれば、間違えようがありません。
つまり、ファイルを移動するときに外付けHDDを接続していなければ、移動先が2箇所表示されることはありません。
ということで、外付けHDDは常時接続せず、ファイルの移動が終わってバックアップを実行する直前に接続して、バックアップが完了したらまた接続を切ろうと思います。
②日付毎に分けていたから
RAWファイルも現像済みファイルと同様、日付毎にタイトルを付けたフォルダに仕分けして保管していました。
この場合、一旦空の新しいフォルダを作成してからフォルダに名前を付けて、そこへファイルを移動するという多段作業となり手間がかかります。
実際、都度ファイルを移動するのが面倒で、今回のように1ヶ月分溜め込んでしまいました。
RAWファイルのファイル名は日付と通し番号が付いており、いつの写真か識別可能です。
そこで、フォルダ分けはせずに移動することで、一段階のシンプルな作業で完結することとします。
③デスクの環境が良くないから
画面の周囲が暗く、目が疲れていたのかもしれません。
デスクライトや間接照明を設置して、画面周囲を明るくすることを検討したいと思います。
また、デスク周りが殺風景なので、観葉植物などを置いてリラックスできるような環境にすると良いかもしれません。
【対策】
- 外付けHDDは常時接続しない
- RAWファイルの移動手順を簡素化する
- リラックスできるデスク環境を整える
まとめ
バックアップは大事なデータが破損した時に備えるためのものであり、バックアップ作業でデータを失ってしまった本末転倒な事故でした。
今回のような単純ミスを紹介することで、微力ながら大切なデータを管理する助けになりましたら幸いです。